【遊戯王】新マスタールール2を迎えたマドルチェについて

こんにちは。今回は新マスタールールによって展開等に修正が加えられたマドルチェデッキについて紹介します。

 

 

デッキレシピ

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デッキ何枚ですか?

42枚です。

いやそうじゃなくて。 

 

概要

2020年4月1日から「マスタールール(2020年版)」が適用されました。

・融合・S・XモンスターはEXデッキから特殊召喚する場合でも任意のモンスターゾーンに特殊召喚可能。

・EXデッキに戻るモンスターは場から離れた際の効果を発動できない。

・効果発動前に発動される場所に存在しないモンスターの効果は発動しない。

・モンスターの(特殊)召喚の発動条件に影響する制約は、それが無効になった場合適用されない。

・1ターンに1度しか特殊召喚できないモンスターは、その特殊召喚が無効にされても再度特殊召喚可能。

・モンスターゾーンに特殊召喚される罠カードの発動後に魔法・罠ゾーンが使用できなくなる制約の消滅。

 

どの変更も今まで収録されたカテゴリーに大きく影響されるであろうルールですが、特に注目されたのが1つ目の項目でしょう。

10期スタート時の新マスタールールの場合、融合・S・Xを最後に着地させたい場合、それを目指す展開ではリンクモンスターの経由がほとんどの場合必要とされました。

しかしその必要性が減った事によりカードの消費枚数を減らしながら展開をする事が可能になりました。

マドルチェもこの恩恵を受けており、EXデッキのリソース面での立ち回りが軽くなりました。

これについては後の「マドルチェの展開例」で後述します。

 

デッキ構築について

画像のデッキレシピを参照しながら紹介します。

11期と同時に新ルールで環境がスタートしたばかりですが2019年12月1日適用制限時から環境が大きく変わっていません。

しかし環境デッキについてそれぞれどのような特徴を持っているかを改めて知る必要があるでしょう。

  1. オルフェゴール…墓地を経由したモンスター展開デッキ。貫通力を持っている。
  2. サンダードラゴン…少ない消費で大型モンスターを展開。サーチを封じる「超雷龍」が存在。
  3. オルターガイスト…カテゴリーカードでの妨害有り。1枚1枚のコスパが良い。
  4. 転生炎獣…カテゴリーカードは罠を含めて回収が容易。デッキスロットが多く柔軟に組み込みやすい。

ざっと書くとこの辺りだと思います。あとは召喚獣、Pテーマ、閃刀姫、エルドリッチなどが次点といったところでしょうか。

分布は広く見るべきだとしても、少なくても私はまずこの4テーマさえきちんと絞って構築を考えるべきだと思っています。

手札誘発の枚数について

14枚にしました。14枚にすると初手で何かしら1枚を持っている確率は約88%になるので大体持ってます。

このデッキの場合だと展開しながら妨害してくるオルフェゴール(のディンギルス)及び妨害系リンクモンスター、ドラグーン等が場に出ている布陣に対して負けになりやすいためそれらを阻止するために枚数は多くしてあります。

一部枚数を散らしているのは被り防止と刺さらない相手・ケースがあるカードだからです。ただし環境の偏り等によって枚数を変更する場合がある枠でもあります。

 

マドルチェの採用枚数

テキストを書きながらの説明だととても長くなってしまうため効果を見た上で読む事をお勧めします。

そこまで効果が難しいカードは無いですが特定の条件下でしか発動できない注意点などは書こうと思います(メッセンジェラート、ショコアラモードなど)。

またEXのマドルチェモンスターがEXデッキに戻っても、「デッキに戻った時発動するマドルチェカードの効果は発動しない」です(これを逆手に取り、あえてサロンやチケットの強制発動を防ぐテクニックもあります)。

モンスター
  • エンジェリー3、プティンセスール3、マジョレーヌ3…大事な1枚初動カードです。プティンセスールの登場によって展開数を増やす事が可能になったためこれらは3枚投入しました。プティンセスールで出したモンスターはレベルが下がる点に注意。
  • ホーットケーキ2…墓地にモンスターが存在しないと発動できない点を考慮し2枚投入です。また2枚しか入っていないため1枚が手札にある中で展開する場合はデッキから自身を特殊召喚する事も考慮してマネージメントする必要があります。
  • メッセンジェラート2…手札に来てしまうとサーチ枚数が減ります。3枚にしても自身が手札から特殊召喚されるような機会はないため安定性を考慮して2枚投入にしています。一応プティンセスールがあればサーチ枚数を減らさず展開できます。獣族マドルチェが効果処理時にいないとサーチできない点、チェーン2以降で特殊召喚した場合は効果が使えない(タイミングを逃す)点に注意。
  • プディンセス1…プティンセスールから特殊召喚できれば充分であるため1枚投入です。手札に回収した後にアドバンス召喚して相手の盤面を崩しに行くケースが割とあるため決して使い切りのカードではないです。
魔法・罠
  • サロン3…今年登場したマドルチェの革命カード。二重召喚効果に加えてマドルチェが戻った時に別の魔法罠をセットできる効果があります。1枚投入の構築を見ますが昨今の環境において相手の手札誘発での妨害が主流となり思った通りの展開ができない場合があります。雑な話ですがこのカードとレベル4マドルチェモンスター2体を持っているだけで後述のプロムナードによる1妨害(と墓地利用相手ならグラスフレの計2妨害)を構える事ができる点も優秀で、今までのマドルチェの展開に柔軟さを加える事ができるようになった1枚です。手札にあるだけで展開の安定性を上げる事ができるため3枚投入です。因みに強制効果なのでデッキにマドルチェカードが戻った場合必ず発動します。チケットと一緒に場にある場合はこのカードをチェーン2にする事で灰流うららをケアできます。
  • シャトー1…1度発動できれば充分であるため1枚投入です。ロングゲームによるリソース勝負が主流になる場合はサイドデッキと合わせて計2枚投入も検討されます。
  • チケット1…直接展開に干渉しないケースがありますがモンスターを場に絶やしにくい状況を作れるのはありがたいです。こちらも1度発動できれば充分である上に名称ターン1による効果のため1枚投入です。余談ですがこのカードの性質上オルターガイスト相手にはこのカードの有無でそのゲームの難易度が左右されます。サロン同様強制効果である点と特殊召喚する場合は攻撃表示か裏守備表示で出さないといけない点に注意です(表守備は不可)。
  • プロムナード1…今年登場したマドルチェの革命カード2。レッドデーモンアビス同様のフリーチェーンの”効果”無効によりターン1カードの再発動を許しません。また効果を無効にした上で墓地にあるマドルチェモンスターを回収できるためそれをリソースとして再利用する事ができます。墓地効果は滅多に使いません。ロングゲームを強いられる相手には2枚欲しいですが抑えれば勝てる展開デッキを主に見ているためメインには1枚投入です。
EXデッキ

強欲で金満な壺との兼ね合いでマドルチェ関係は全て3枚投入されています。

  • ティアラミス…対象を取らないデッキバウンス効果という最高級の除去能力を持ちます。あのドラグーンですら戻す事が可能です。名称ターン1の効果も無いため並べた分だけ効果が使えます。新マスタールールにより複数並べる事が簡単になりました。
  • グラスフレ…展開の核となるカードです。素材を墓地に送る効果と戻す効果によりサロンの効果発動を容易にできます。素材を切る事が簡単なため次のショコアラモードの効果にも繋げられます。また、あらゆるモンスター効果から必要なマドルチェ1体を守ったり墓地から戻す効果によって相手の墓地利用を妨害する事が可能です。シャトーと併せると戻す効果によって使った手札誘発カードを手札に加えて再度発動する事が可能です。書き上げるとキリが無いですが応用が利くカードです。

強金で3枚飛んだ…?夢だろ、これ…

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ところがどっこい…!夢じゃありません…!

  • ショコアラモード…展開にアクセントを加えられる1枚。プティンセスールのおかげで簡単に展開効果を使う事ができるようになりました。展開効果にターン1は無いため素材がある限り何回でも使用可能です。デッキではなく手札にマドルチェカードを戻すと展開効果は使えない点、特殊召喚する場合はチケット同様攻撃表示か裏守備表示で出さないといけない点に注意。シャトー下で打点が3000になるため〆に重ねてワンショットする事もあります。
  • シスタルト…新ルールが適用されましたが自身が付与させる魔法罠への超耐性によりまだまだ現役のリンクモンスターです。このカード自身の耐性も強くリンク2である事からトロイメアユニコーンやアクセスコードに繋がりやすいです。

 

サロンが3枚である事以外は大体他の方が組んでいる構築と同じだと思います。

サロンについては前述の通り攻め手を増やせるだけでなく安定してプロムナードをセットできるカードであるため枚数は極力減らさないべきだと考えています。

3ターン目以降もビーダウンする場合には回収したプディンセスを召喚して破壊効果を使い、メイン2で追加召喚から展開と除去を行うケースが多いため不必要な場面がほとんどありません。

こちらの展開がエフェクトヴェーラーなどの無効1枚で展開が止まった場合、特に後攻のオルフェゴール相手は無事にターンが回る可能性がほとんど無いため確実に妨害を加えて抑えられるようにしたいですね。

 

その他の採用枚数

モンスター
  • 増殖するG3…おなじみの展開抑制カード。こちらが先攻の場合はプロムナードを構える事により疑似的な「ロアーG」を行う事ができます。
  • 灰流うらら3…こちらの展開を通したいため緩和の波に乗り3枚投入。先攻で発動した場合グラスフレとシャトーのコンボでサンライトウルフのように捨てた自身を手札に回収して相手ターンでも発動できるようになります。
  • エフェクトヴェーラー3…こちらもグラスフレとシャトーで繰り返し使用可能。ターン1は無いため回収した直後にまた使う事も可能です。無限泡影があった場合はプティンセスールとの兼ね合いでそちらを優先します。
  • DDクロウ1…墓地利用相手のメタカード。こちらもヴェーラーと同様の動きが可能です。特に転生炎獣に強く、特殊召喚の展開を邪魔して布陣を弱くした所を横に並べて一気に叩くのが主な攻め方です。自分のターンでも使用できるためオルフェゴール相手にも自分のターンで発動して逆に妨害する動きができます。
  • ファンタズメイ1…手札を入れ替える事ができるので要らないマドルチェなどを戻せる点と対象効果から守れる点が優秀なのですが、自身での相手の展開の妨害は不可能で引いたカードに依存する点で即時性が無いというのが悩ましいです。ドラグーンのバーンの餌食になってしまう点も考慮しなければなりません。ただしリンク召喚は変わらず主流であるため入れておけば出せない機会は滅多にないと思います。「捨てない手札誘発」という点でプティンセスールとは相性がいいです。
  • 原始生命体ニビル1…展開系に強く、相手が後攻の時でも発動しないと危険な状況ではグラスフレで守りたいマドルチェに耐性を付与してこのカードを出すとそのモンスターだけは隕石落下を回避できます。こちらもファンタズメイ同様「捨てない手札誘発」であるのが利点の1つです。
魔法・罠
  • 強欲で金満な壺…2枚ドローする事による攻め手と手札誘発の確保が強いです。相手に灰流うららを使わせつつ展開できるのもポイント。新ルールになりグラスフレの除外は1枚でも残っていればケアできるケースがあります。(例:マジョレーヌ+サロン)

  • 指名者カード計5…抹殺の指名者は被りを考慮し2枚投入。サロンなどで貫通できるケースがあるため6枚フル投入は不必要だと考えています。
  • 無限泡影2…環境に合わせてDDクロウを抜いてこのカードを3枚投入するのも充分に有りです。あると超雷龍やバグースカなどの妨害モンスターをケアしやすくなります。
EXデッキ
  • トロイメアユニコーン…アクセスコードに繋げてドラグーンを倒しやすくするためと破壊耐性を持ったカードを除去する目的で採用しました。シスタルトが場に残りやすいため少ない消費でこのカードを出せます。
  • アクセスコードトーカー…ドラグーンキラー。効果無効による妨害を無視できるため場を荒らしつつワンショットを狙いに行く事が可能です。
  • トロイメアフェニックス…強金との兼ね合いを考えアクセスコード2枚目でもいいと思います。このカードが必要な場面はあまりありません。

 

不採用カード・採用したかったカード

  • ハーピィの羽根帚(及び魔法罠を破壊するカード)…使いたい相手の数があまり多くないため不採用にしました。罠ビートのような相手の場合カードを無駄打ちしなければメインのカードだけでも突破できるケースがあったというのもあります。サイドデッキには入っています。
  • マドルチェミィルフィーヤ…展開数を増やせる隠れた優秀札です。召喚権の使用は必須である事と妨害を当てられると次の攻めに貢献できない点が引っかかり不採用にしました。

わざわざ項目化しましたが明確に不要と感じたカードはこの2種類くらいです。

 

マドルチェの展開例

 基本的に右側展開で行います。オルフェゴールガラテアの戦闘破壊耐性をできるだけ付与させない事とロンギルスで2体分除去されないようにするためです。

リンク先にモンスターが2体いるとリンク先のモンスターが順繰りにやられてしまうため、真ん中が空けられる展開の場合は右端にグラスフレを置いておきます。

全ての展開に言える事ですがグラスフレの①の効果でプディンセスを取り除かない事とホーットケーキの除外対象は必ずグラスフレにする事です。

グラスフレはデッキではなくEXデッキに戻るためシャトーで戻した際にショコアラモードの効果が使えませんので注意してください。

 

概要からの新ルールの恩恵について。

新ルール前はグラスフレの戻す効果を先攻で発動するためにシスタルトを2回出す必要がありました。

グラスフレを出すためにリンクモンスターであるシスタルトを先に出さないといけなかったからです。

新ルールによってグラスフレをシスタルトより先に出せるようになったため、シスタルト1枚分のリソースを節約できる事と墓穴の指名者でシスタルトの効果を無効にされる事が無くなりました。

また、場所を無視してティアラミスを出せるようになったため除去による奇襲性が上がった事と、リンクマーカー先に出す必要が無くなったためオルフェゴールロンギルスの除去効果に引っかかる事なく展開できるようになりました。

 

  • 1枚初動の場合Ⅰ(プティンセスールorエンジェリーのみ)

エンジェリーの場合はエンジェリーでプティンセスールを出してショコアラモードの効果でホーットケーキを出してください。

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  1. プティンセスール(以下スール)の効果発動。効果で自身とプディンセスを特殊召喚
  2. スールと(レベルが4になっている)プディンセスでグラスフレAをX召喚。スールを取り除き自身を対象にグラスフレAの①の効果を発動。
  3. グラスフレを素材にショコアラモード(以下アラモード)をX召喚。アラモードの①の効果でスールを戻す。
  4. アラモードの②の効果でグラスフレを取り除きエンジェリーを特殊召喚。エンジェリー効果でホーットケーキを特殊召喚
  5. ホーットケーキの効果でグラスフレを取り除きメッセンジェラートA(以下メッセン)を特殊召喚
  6. メッセン効果でシャトーをサーチしてそのまま発動(墓地のエンジェリーがデッキに戻る)。
  7. アラモードの②の効果でプディンセスを取り除きメッセンBを特殊召喚。効果でサロンをサーチ。
  8. サロンを発動。メッセンABでグラスフレBをX召喚。ホーットケーキとアラモードでシスタルトをリンク召喚。
  9. グラスフレの②の効果で墓地のホーットケーキを手札に回収。サロンの効果でプロムナードをセット。

最終盤面

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プロムナードでの妨害と墓地利用がある場合はグラスフレで邪魔が可能。

妨害要素は少なく見えますが初手の残りの4枚は考慮していない事とシスタルトとグラスフレが守りに強い点を考慮すると脆い盤面では無いと思います。

グラスフレでもう1枚回収できますがシスタルトの破壊耐性はできるだけ減らさない方がいいと判断し、後続となるホーットケーキのみの回収です。

この盤面なら合計3回までシスタルトが破壊を回避できます。

 

  • 1枚初動の場合Ⅱ(マジョレーヌのみ)

マジョレーヌを出す事で素材数が増えるので盤面のカードの数が増えます。

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  1. マジョレーヌを召喚。効果でスールをサーチして効果発動。プディンセスを特殊召喚
  2. スールとプディンセスでグラスフレAをX召喚。効果でスールを取り除きマジョレーヌを対象に①の効果発動。
  3. グラスフレを素材にアラモードをX召喚。効果でスールを戻す。アラモードの②の効果でエンジェリーを特殊召喚
  4. エンジェリー効果でホーットケーキを特殊召喚。効果でグラスフレAを除外してメッセンAを特殊召喚
  5. メッセンA効果でシャトーをサーチして発動。エンジェリーが戻りアラモードの②の効果でメッセンBを特殊召喚
  6. メッセンBの効果でサロンをサーチ。メッセンABでグラスフレBをX召喚。
  7. サロンを発動。マジョレーヌとアラモードでシスタルトをリンク召喚。グラスフレBの②の効果でマジョレーヌを手札に回収。
  8. サロン効果でプロムナードをセット。サロンの①の効果でマジョレーヌを追加召喚。効果でエンジェリーをサーチ。

最終盤面

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2の効果対象は必ずマジョレーヌにする事。ニビルの被害を軽減できます。

マジョレーヌをグラスフレAの素材にしてしまうと最後にマジョレーヌを出せなくなってしまうため必ずシスタルトの素材にして墓地に送り手札に回収するのがポイントです。

サロン分の召喚権が残ってますので持て余す事なく最後にマジョレーヌを出し後続二号となるエンジェリーをサーチします。

戦闘破壊耐性を持ったホーットケーキがいる事で守りの面では更に強固になります。

・グラスフレの効果でホーットケーキを対象にすれば対モンスターで無敵になります。

・自身を対象にする事で返しのターンでも墓地操作が可能になります。

・シスタルトを対象にする事でマドルチェ魔法を守りやすくできます。

状況に合わせて対象を選んでください。

また、プロムナードの対象を墓地のアラモードにする事でサロンの強制発動を防ぐ事ができます。

プロムナードを返しのターンでも使いたい場合は対象をアラモードにしてグラスフレでプロムナードを戻すとサロンの効果でプロムナードを再セットできます。

 

  • 2枚展開の場合Ⅰ(プティンセスール&シャトーorチケットorサロン)

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マドルチェ魔法を持っていた場合はシャトー>チケット>サロンの順でアクセスする事で、チケットでマジョレーヌを特殊召喚し「1枚初動の場合Ⅱの7」と同じ事をすれば「1枚初動の場合Ⅱ」の盤面にマジョレーヌがもう1体追加できます。

そうしたい場合はマジョレーヌAでマジョレーヌBをサーチしてBを追加召喚してください。

マジョレーヌABでX召喚ができますが壊獣デッキが相手でグラスフレBが確実に潰される状況でなければ無理に出さないで返しの素材のために放置するのがいいと思います。

 

  • 2枚展開の場合Ⅱ(マジョレーヌ+サロン)

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  1. マジョレーヌA召喚。効果でマジョレーヌBをサーチ。
  2. サロンを発動してマジョレーヌB召喚。効果でスールサーチ。
  3. スール効果発動でプディンセス特殊召喚。スールプディンセスでグラスフレAをX召喚。
  4. グラスフレAの①の効果でスールを取り除きマジョレーヌABのどちらかを対象に発動。
  5. グラスフレAを素材にアラモードをX召喚。アラモードの①の効果でスールを戻す。
  6. サロンとアラモードの②の効果発動。グラスフレAを取り除きエンジェリーを特殊召喚。サロン効果でシャトーをセット。
  7. エンジェリー効果でホーットケーキを特殊召喚。ホーットケーキ効果でグラスフレAを除外してメッセンAを特殊召喚
  8. メッセンA効果でチケットをサーチ。マジョレーヌAとメッセンAでグラスフレBをX召喚。
  9. シャトーを表にして発動。エンジェリーが戻りアラモード効果でメッセンBを特殊召喚
  10. メッセンBの効果でプロムナードをサーチ。チケットを発動。マジョレーヌBとメッセンBでシスタルトをリンク召喚。
  11. グラスフレBの②の効果でマジョレーヌBを手札へ、メッセンBをデッキへ戻す。
  12. チケット効果でメッセンBを特殊召喚。効果でサロンをサーチ。

最終盤面

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ビートダウン相手にはかなり勝ちに持っていきやすい盤面です。

展開系デッキが相手でもこの布陣を完全に崩すにはリソースを使う必要があるでしょう。

後続としてサロン+マジョレーヌを持っているこちらにも返しのチャンスは充分にあります。

 

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この場合は初手のメッセンAを通常召喚し、スール効果で出したプディンセスとメッセンAを素材にしてグラスフレAをX召喚。

グラスフレAの効果でメッセンAを取り除いてアラモードでメッセンAを戻せば下の盤面になります。

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  • ケア展開Ⅱ(展開不可のレベル4マドルチェ2体&サロン)

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仕方がないのでこの場合はサロン発動後にメッセンABでグラスフレを出し、グラスフレの効果を両方使いサロン効果でプロムナードをセットします。
グラスフレの①の効果を使う事でプロムナードの回収対象をメッセンジェラートにできます。

苦しい盤面ではありますがやらないよりはやった方がいいのでこの展開は覚えた方がいいと思います。

返しはメッセンで自爆特攻した後サロン効果でチケットをセットし発動、グラスフレの①と②の効果でチケットを発動させ、プティンセスールから展開できるようになります。

相手の場に攻撃力1600以上のモンスターが場に出ている事が条件となりますが。

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  • ケア展開Ⅲ(強金でマドルチェEXモンスターが2枚飛んだ場合)

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展開用マドルチェが2枚ずつ飛んでいても、エンジェリーとプティンセスールがあれば盤面形成が可能です。

他のケースは未検証ですが3枚要求でケア可能だと思います。

 

※展開方法に誤りというか抜けがありましたので修正します。

  • 修正内容

ホーットケーキの効果でティアラミスを除外してマジョレーヌを出す部分の抜けを修正。

他修正内容は太字・打ち消し線でで書かせていただきます。

 

  1. スールの効果発動。プディンセスを特殊召喚
  2. エンジェリー召喚、効果でホーットケーキを特殊召喚
  3. スールプディンセスでティアラミスをX召喚し、そのままアラモードをX召喚。
  4. アラモードの①の効果でエンジェリーを戻し、②の効果でスールを取り除きメッセンAを特殊召喚
  5. メッセンA効果でシャトーをサーチして発動。スールが戻り、アラモードの②の効果でティアラミスを取り除きメッセンBを特殊召喚
  6. メッセンB効果でサロンをサーチして発動。メッセンABでグラスフレをX召喚。
  7. ホーットケーキの効果でティアラミスを除外してマジョレーヌを特殊召喚
  8. グラスフレ①と②の効果を使い、①で取り除いたメッセンを戻してサロンとアラモードの②の効果発動。プディンセスを取り除いてマジョレーヌを特殊召喚し、サロンでプロムナードをセット。
  9. アラモードとマジョレーヌでシスタルトをリンク召喚。グラスフレの②の効果でマジョレーヌを回収。
  10. サロン効果でプロムナードをセット。サロンの追加召喚でマジョレーヌを召喚しエンジェリーをサーチ。

 

最終盤面(デッキと除外したティアラミスが消えてます。すみません)

※修正後の内容では「グラスフレの素材が2つである事」「マジョレーヌが場にいる事」で違いがあります。写真と異なるのでご了承お願いします。

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一応こんな感じでケアできます。

シスタルトとグラスフレが大事なリソースとなってしまいますので再利用したい場合はティアラミスで戻すしか無いので注意してください。

 

以上が展開例になります。他にもあると思いますがこれ以上書くとややこしくするだけだと思うので初手に合わせて展開してみてください。

 

 マドルチェから見る各デッキの相性差

せっかくなので相性差も載せておこうと思います。

基本的に墓地利用デッキには有利を取る事ができますが墓地を使わない相手には苦戦を強いられる事が多いです。

vsオルフェゴール

○or△

先攻で盤面を固めておけば苦戦する事はあまりないですが逆にこちら後攻で相手に盤面を固められてしまうと勝ちの目を奪われてしまいます。

 よって○か△という曖昧な表現にしました。五分だと思っていただいていいです。

vs転生炎獣

オルフェゴール以上にグラスフレの効果が刺さりやすいです。

貫通要素がほとんど無いためグラスフレで展開用の転生炎獣を戻してあげるだけで大分有利になれます。

相手後攻時のゴリ押しアナコンダだけに気を付けてれば大体勝てます。

vsサンダードラゴン

メインデッキの手札誘発があまり刺さらないため相手に有利な盤面を作られやすいです。

こちらが先攻の場合は相手はあらゆる手でシスタルトをどかそうとして雷神龍やリンクモンスターでマドルチェ魔法罠を踏み荒らしにくるため、どこにプロムナードとグラスフレを当てるかでゲームの勝敗が左右されます。

vsオルターガイスト

オルターガイストが苦手とする横並びの高打点によるビートダウン戦法で有利に立ち回れます。

チケットがある状態で天使族のマドルチェを維持しながら展開するだけでシルキタスは機能停止します。

マドルチェ側が負けになるケースは他のデッキが負けになるケースとも同じだと思います。

サイチェン後はオルター側の後攻用のカード(γや拮抗勝負)を腐らせるため後攻を選択してバックを踏み荒らしに行きます。

vs閃刀姫

墓地のレイをグラスフレで戻しつつティアラミスで場の閃刀姫リンクをどかしにいけるためワンショットがしやすいです。

先攻の場合は相手の墓地にある魔法2枚を戻す事で3カウント時の閃刀魔法を使用できなくさせます。

ウィドウアンカーとアフターバーナーが苦しい時があるのでほとんどの場合でこの2枚にプロムナードを当てます。

vsPテーマ

場をこじ開けながら展開するカードが多いため苦戦します。高打点でありながらカードの発動を無効にするカードが存在するため盤面を返す事が難しい相手です。

グラスフレがほぼ刺さらないため妨害数が減ってしまうのも難点です。

vs召喚獣

モンスターだけでなく魔法も無効にしてくるメルカバーが厄介です。

ただしプレイする順番を間違えなければ知識の差で勝てる事があるので瑛めないで勝ちに行きたいです。

vsエルドリッチ

対戦数が少ないのですが、マッチであれば2本目以降はサイドカードで勝ちに持っていけるケースが多いです。

回収したプディンセスをアドバンス召喚してエルドリッチと戦闘し、妨害系の永続魔法・罠を破壊して展開する事が多いです。

 

記事に書いてないデッキで相性差が最悪なのは機界騎士です。

盤面を維持して3ターン目に備えるマドルチェ側にとって機界騎士の召喚条件に有利な状況が多いです。

リンクヴレインズパック3で登場した星鍵士リイヴのデッキバウンス効果もシスタルトの耐性を貫通するので厳しいです。

星遺物に眠る深層による効果無効で展開をコントロールされてしまうのも厄介極まりないと言えるでしょう。

 

サイドデッキ

公認・非公認大会共に世間的な事情で出場できていないため細かい調整ができていませんが、現状はこのような構築になっています。

(本当は載せるつもりは無かったのですが、せっかくなので現状の自分の考えと共に載せておこうと思います)

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基本的に薄く見ている罠系の相手へのメタカードと、展開系の相手への抑止力を強めるカードの2種類で構成しています。

 

  • ホーットケーキの3枚目が入っていますがリソースの観点から考えてロングゲームをする罠系の相手にはできるだけ展開カードを多く積んでおきたいため入っています。手札誘発が増えるためマジョレーヌと交換でホーットケーキを入れるという意見を見ますが間違えではないです。ただ私の場合はこのサイドだと捨てる手札誘発がDDクロウしか無いためその理由で入れ替えする事はありません。
  • 手札誘発カードについては展開系への抑止力を強めるために入っています。
  • パンクラトプスは罠系のスキルドレインの破壊と高打点による戦闘、フリーチェーンによる除去回避&場破壊の役割を担っており、アドバンテージの獲得がしやすいです。
  • 壊獣カードについては召喚獣、閃刀姫、Pテーマ相手に投入し展開を行いやすくします。ただこの枠についてはRISE OF THE DUELISTで収録される「禁じられた一滴」に変更する可能性があります。禁じられた一滴の場合はコストを生じる代わりにリリースエスケープも同時に行える点、マドルチェカードを捨ててティアラミスの効果を使いやすくする点などの利点があります。しかし捨てた枚数分しかモンスター効果を無効にできないため壊獣や冥王結界波と見比べてどう評価するかはまた変わってくると思います。
  • ライトニングストーム、羽根帚、レッドリブートは致死的ダメージを与えられるバックメタとして入れました。
  • プロムナードはグラスフレでプロムナードを戻してそのプロムナードをセットする事が難しいケースがあるため、それを回避するためにロングゲームを強いられる相手には投入します。プロムナードの枚数を増やす事でグラスフレの墓地対象を自分のモンスターなどに割く事ができ展開とプロムナード2枚目での妨害を両立させやすくします。

 

永続系カードを入れるのも考えましたが今回は見送りました。候補は虚無空間、マジックミラー、魔封じあたりでしょうか。

 

最後に

10000字を超える記事になってしまいましたが、紹介できる部分がまだ足りてないかもしれません。

マドルチェを使用してから4月で10ヶ月程になりますが環境が大きく変わらない限りはまだまだ煮詰められるテーマだと思います。

マドルチェが好きな方、マドルチェで勝ちに行きたい方などの参考になればと思い記事を書き起こしてみました。

 

最後まで読んでいただき有難うございました。

質問・意見等は私のTwitterのリプライやDMで対応したいと思います。

 

歴史はマドルチェで作られる~♪

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